コーチングセミナー講師の独り言 5
コーチングセミナー講師をさせて頂き、様々な人との出会いがあり、そこで伺う色々なお話。それらの一つひとつが私に新たな刺激とコーチングの可能性を再認識させてくれます。私の気持ちを動かしてくれたお話をご紹介させて頂くのが「コーチングセミナー講師の独り言」です。
セミナーではコーチングの基礎スキルについて学びを深めて参ります。その中には「承認」のスキルも含まれております。「承認」のスキルについては特に質問が多いように感じます。
「なんでも認めてあげなくてはならないのでしょうか?」
「承認と受容とは違うのでしょうか?」
「褒めてあげればよいのですか?」
等々、様々な質問をお受けいたします。
しかし反面、実際に生徒さん同士でセッションをしていただくと、「承認」のスキルを上手に使っていらっしゃる方が結構多くいらっしゃいます。あまり意識をせずに行っているようです。では「承認」とはどのようなものなのでしょうか?
最近「承認」について考える機会が二つありました。一つはテレビで見たCMで、キングコングの西野亮廣さんの「キャリオク」さんのCMです。
「認めてもらうしかないですね。認めてもらうのが一番幸せですね。お前はいていいんだとか、お前が必要なんだとか言ってもらえることが、どれだけ強くしてもらえるかという・・・。仕事楽しいですね。あの・・・、承認欲求を満たしてくれるので。」と語っています。この気持ち、非常に分かり易いですね。必要とされている、認められている、人数に入っている、役割を担っている、注目されている・・・。そのような感覚が認識されることで、人は前向きになれるところがあるという事です。
もう一つは、以前にもご紹介しましたがリクルートさんから先日プレスリリースされました「新入社員意識調査2019」の記事にありました。調査結果の一部抜粋の中に「 上司には、メンバー一人ひとりの声や、良い点をしっかりキャッチし個別指導できる“高感度センサー”を期待している 」という内容です。この中の「一人ひとり」や「個別指導」といった言葉から、個々に対する「承認」を欲しているという事が読み取れます。そして上司にはその「承認」を期待しているという事です。
このような傾向は年々強くなってきているようです。若い世代の離職率が問題となっている昨今、この「承認」というワードは大きな意味を持ってきているのではないでしょうか。そしてコーチングを学ぶことによってこのスキルをじっくり考えることが、問題解決の一助になるかもしれないとも思いました。
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