コーチングセミナー講師の独り言 1
コーチングセミナー講師をさせて頂き、様々な人との出会いがあり、そこで伺う色々なお話。それらの一つひとつが私に新たな刺激とコーチングの可能性を再認識させてくれます。私の気持ちを動かしてくれたお話をご紹介させて頂くのが「コーチングセミナー講師の独り言」です。
今回から始めさせて頂く「コーチングセミナー講師の独り言」ですが、冒頭にも記載させて頂いたように、コーチングセミナーには様々な方にご参加いただいております。またご参加を決めた理由も人それぞれです。そのような中で参加理由が印象的な方がいらっしゃいましたの で、今回はその方のお話について触れて参ります。
参加される方は年齢も性別もあまり偏りはありませんが、その方は特にお若い方でした。お話を伺ってわかったのですが現役大学生の女性でした。セミナーに参加された理由をお伺いすると
「教師を目指して勉強しています。生徒とのコミュニケーションのためにコーチングを学びたいと思いました。」
そのような発言をなさいました。私は大変興味深く思い
「どのようなコミュニケーションを目指してられるのですか?」
と質問させて頂くと、
「教師だからと言ってただ教えるだけの関係ではなく、もっと深いコミュニケーションを、一緒に考えられるような関係を目指しています。」
という答えを頂きました。私は大変うれしくなりました。子供たちと一緒に考えられる教師を目指したいというそのお気持ち、そのためにコーチングを学ぼうとするその姿勢、私にとってとても刺激的なお話であり、同時に身の引き締まるお話でもありました。
学びの理由は人それぞれです。しかしどのような理由であれそこには純粋な「一歩前に進もう」という気持ちが存在しています。今回のお話を伺って改めてそのことを感じさせてもらい、それと同時にその学びの姿勢に応える自分の責任も痛感しました。
教師の学びは生徒一人一人に、上司の学びは部下の一人一人に、社長の学びは社員一人一人に・・・、それぞれ直接つながっていきます。そのような場に存在するセミナー講師、その責任とやりがいを強く自覚しました。