コーチングとの出会いから現在2
更新日: 2019年1月24日
これら3つのどのシチュエーションでも、「上司」から「部下」への明らかな「指示・命令」は全くなく、「上司」は事実を振り返り、結果や今後の課題について質問をしていく。「部下」はそのことにより冷静に現状を分析し、次の一手を自ら考え自分の口で上司に伝え、「上司」はその一つ一つを丁寧に拾い上げるように聞いていく。行動の改善さえ、「部下」の口から発せられていく・・・。
この3ページは自分に起きた様々な出来事、例えば顧客との信頼関係が構築され大きな成果に結びついたこと、部下とのコミュニケーションの取り方に苦労し結果が出せなかったこと、上手く行った部署とそうでなかった部署での自分の振る舞い方等、本当に様々なことが腑に落ちた瞬間でした。
その後システムを作成し何度かパイロットを繰り返しながら、システムは完成しました。私は自ら志願して初代社内コーチのメンバーに加えて頂くことになりました。そこでの経験は、私のその後の人生に大きな影響を与えることになりました。
社内コーチの仕事は、営業部で選定されたコーチング対象者に対して、二日間のコーチング同行を月に2回、それを3~4か月間続けていくといった内容でした。コーチング同行の日は、朝の訪問プランの作成から帰社後の振り返りまで、コーチングスキルに則りコーチング対象者に思考と行動を促すスタイルで行われていました。