コーチングとの出会いから現在1
更新日: 2019年1月16日
プロフィールでも触れましたが、私がコーチングというものを実感することが出来たのは、以前の勤め先で営業部へ新たにコーチングシステム導入をすることとなり、そのプロジェクトチームに入ったのがきっかけでした。それまでにも耳にすることはありましたが、それほど大きな関心を抱くわけでもなく、じっくりと向き合うことはありませんでした。
プロジェクトが始まると、既に導入している国(外資系製薬会社であったため)のスタッフの説明会(丸2日間英語だけで半分も理解できなかった)や、実際に他国で使われている社員向け資材、コーチングに関する書物、また過去に参加した社外研修の資料等を引っ張り出したりしながら、コーチングというものをどのように営業部に取り入れるべきなのかを考え始めました。それらの中で一番印象に残っている資料は、プロジェクトのリーダーが作成した資料でした。
その資料にもいろいろ学問的なことが記載されていましたが、私にとって印象的だったものは、「上司」と「部下」との対話の例でした。そこには3つのシチュエーションが紹介されていました。
① 仕事が上手く行き、結果を出した時
② まだ結果に結びつかず、継続中の時
③ 目論見が外れ、再度別の方法を考えなければならない時
分厚い資料の中で、この内容に触れていたのはたった3ページだけでした。しかし私には様々なことが腑に落ちた瞬間であり、まさに目から鱗という感覚だったのです。