Professional Coach 大野裕之

コーチングとの出会いから現在3

更新日: 2019年2月8日

 当初コーチング対象者は何が始まったのかよく理解できないまま、色々と質問されしかし命令や指示が出ない環境に少し面食らっていたところもありましたが、そのうちにじっと考え、何かに気付いた時にぱっと表情が明るくなる。そのようなことをたくさん目にするようになり、その後の結果が結びついた時の喜びや、上手く行かなかったときに悔しさ等、自分が直接部署を率いていた時には残念ながらあまり見ることが出来なかった表情を、たくさん見せてもらえるようになりました。改めてコーチングのパワーを感じました。

 そしてコーチング期間が終了して半年後位になると、全社会議で表彰されるような方が徐々に表れ、その方たちが千人近くいる全社会議においてお礼を言うために私を探してきてくれる。これもまた、管理職時代には経験できないものでした。

 その後、他部署に異動となり体調を壊し治療のため退職することになりました。次のステップを考えた時、私が本当にやりたいものは何なのかをじっくり考えた結果、それはコーチングでした。それもたくさんのクライアントにコーチングを行いたいという気持ちもさることながら、一人でも多くの方にコーチの幸せを味わっていただきたい、また現場にあったコーチングシステムを構築していきコーチング文化を根付かせたい、というのが本当の気持ちです。

 私はコーチングをもう一度基本から学びたいと思いました。学び直したことによってまた様々なことに気が付くことが出来ました。社内コーチの経験は既に1500時間を超えるものがあり、自分ではちょっと自信を持っての参加でした。しかしその自信は徐々に打ち砕かれていきました。社内というある程度統一された価値観の中でのコーチングは、言い換えればとても恵まれた環境だったという事に気が付きました。生業として考えるのであれば、様々な人と接していく必要があるのではないかと思い、会社員では一般社員の方、管理職の方、定年後と嘱託社員の方、またスポーツインストラクターの方や高校生等、様々な方と様々なテーマでコーチングを行ってきました。そのことは私の価値観の多様性、目標に取り組む姿勢の違い等新たな視点を授けて貰いました。

 現在CTA(コーチングトレーニングアカデミー)の代表として、一人でも多くの方にコーチングのパワーを実感してもらい、コーチング文化を広めて頂けるように日々努力しております。また個人でもクライアントの方にコーチングセッションを行っております。コーチングは、世代や価値観を超えたコミュニケーションスキルであると思います。クライアントに目標を達成したいという気持ちがある限り、コーチングの可能性は必ずあります。 私と一緒に目標達成の喜び、またコーチの喜びを体感してみませんか。

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