Professional Coach 大野裕之

シンプルな提案の組み立て方 プレゼン編 2

更新日: 2019年5月30日

 シンプルな提案の組み立て方プレゼン編です。プレゼンを行うときの状況に合わせて、提案を「フレームワーク」でシンプルに組み立てていきます。今回はその第2回目で、それぞれのフレームの構造について紹介させて頂きます。

話の組み立て方のフレームは
1.S.D.S
2.P.R.E.P
3.S.D.S-P.R.E.P
4.F.A.B
5.B.A.F    の5つで考えます。それぞれの構造は以下の通りです。

S.D.S
・Summary(概要)・・・伝えたいポイントを紹介する
・Details(提案詳細)・・ 概要について具体的に紹介
・Summary(まとめ)・・具体的な内容を受けてもう一度ポイント紹介

P.R.E.P
・Point(要点)・・・・・固有の性格・性質に基づく提案
・Reason(理由)・・・・提案の出た背景、論理的根拠
・Example(具体例)・・ 具体的事例、データ
・Point(訴求点)・・・・特徴、データからニーズの特定、依頼

S.D.S-P.R.E.P
S.D.SとP.R.E.Pの組み合わせ。大枠はS.D.Sで展開し最初のSummaryでは複数のポイントを紹介する。Detailsでそれらのポイントについて、ひとつずつP.R.E.Pで紹介する。最後のSummaryでもう一度複数のポイントを紹介する。

F.A.B
・Feature(特徴)・・・・固有の性格・性質
・Advantage(優位点)・ その特徴が従来や他のものに比べて勝っている点
・Benefit(利点)・・・・その特徴により得られる提案相手の具体的利益

B.A.F
・Benefit(利点)・・・・提案相手が必要としている利益
・Advantage(優位点)・ その利益を手に入れるために、従来では満たせなかった内容の整理
・Feature(特徴)・・・・それを満たすための必要な固有の特徴

 これらのフレームはどれも似たように見えますが、提案する内容やその時の状況によって、その効果は異なってきます。次回はそれらを比較しながら、どのような状況ではどのフレームが適しているのかといった観点で考えていきましょう。

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