Professional Coach 大野裕之

シンプルな提案の組み立て方 プレゼン編 1

更新日: 2019年5月27日

 シンプルな提案の組み立て方プレゼン編です。プレゼンを行うときの状況に合わせて、提案を「フレームワーク」でシンプルに組み立てていきます。今回はその第1回目で、プレゼンを行うときの状況について考えていきましょう。

 まず、ここで言う「プレゼンテーション」の定義についてですが、
1. 「提案」をするための時間として
2.一定の時間を提供され
3.資料等の使用が許され
4.「提案者」が話を進めていく
形式のものであり、対面の会話形式の「提案」とは区別して考えます。また、「提案相手」が複数名であることも多くあります。

 ではそのような状況であると、「対面」の提案とどのようなところが変わってくるのでしょうか。

 それはまず会話形式とならない為、情報を聞き出しながら話を組み立てることが難しいという点です。

 反面、時間やテーマが決まっている場合が多いので、事前に推考しながら組み立てる余裕もあります。

 それらの状況を整理したうえで、プレゼンを組み立てるときに大事になってくるのは以下の点になります。

1. 「提案者」が「提案相手」のニーズをどれだけ理解しているか
2.「提案相手」がどれだけニースを自覚しているのか
3.どれだけの時間を与えられ、どのような形式が許されているのか
4.「提案相手」が複数人の場合、どのような構成の集まりなのか

この4点で考えながら、以下に示す話の組み立て方のフレームを活用し、提案を組み立てていきましょう。

話の組み立て方のフレームは
1.S.D.S
2.P.R.E.P
3.S.D.S-P.R.E.P
4.F.A.B
5.B.A.F

 これらそれぞれの特徴を状況に応じて使い分けができるようになると、失敗の少ないプレゼンを組み立てることが出来るようになります。次回から一つ一つ解説させて頂きます。

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